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【結婚ビザ申請のポイント】不許可にならないための必要書類と対策

結婚ビザ(配偶者ビザ)申請で不許可を避けるためのポイントを徹底解説︕真実性の証明、必要書類の正確な準備、偽装結婚が疑われないための対策、経済的安定性の⽰し⽅など、審査通過に必要な注意点をまとめています。

1.結婚ビザ申請の概要
結婚ビザ(⽇本⼈の配偶者等)の申請では、「結婚の真実性」「経済的安定性」「必要書類の正確性」などが厳しく審査されます。わずかな不備や記載ミスでも不許可になる可能性があるため、⼿続きを⾏う際は⼗分な事前準備が⽋かせません。本記事では、婚姻ビザ申請の流れや注意点をまとめました。早めにスケジュール管理を始め、必要書類を正確に準備していきましょう。

2.結婚の真実性を証明するためのポイント
2-1.交際の経緯を具体的に説明
〇交際開始から結婚に⾄るまでのストーリー
いつ出会い、どのように関係を深めたのか具体的に書類(質問書・経緯書など)で説明します。交際期間や頻度、当時の状況をできるだけ詳細に記載しましょう。
〇証拠資料の提出
結婚式や旅⾏先で撮影した写真・SNS・メール・チャットアプリ・通話履歴のスクリーンショット結婚式の招待状や会場の領収書 などこれらの資料は、出会いから結婚までの“実態”を⽰す有⼒な証拠となります。できるだけ多角的に準備してください。

2-2、偽装結婚が疑われやすいケース
〇交際期間が短い場合
交際期間が1年未満だと「本当に結婚する意思があるのか」を疑われやすいため、より多くの証拠を⽤意することが重要です。
〇年齢差が⼤きい場合
年齢差が20歳以上あると、⼊管側は「経済目的や利害関係による結婚の可能性」を考慮します。家族との交流や友⼈との関係など、周囲が⼆⼈の結婚をどのように認識しているかも証明材料に加えましょう。
〇⾔語の壁がある場合
夫婦間の共通⾔語がないと、コミュニケーション⽅法の説明を求められます。通訳アプリや第三者のサポートなど、普段どのように⾔葉の問題をカバーしているかを明記しましょう。

3.必要書類の正確な準備
結婚ビザ申請では、⽇本⼈配偶者と外国⼈配偶者、それぞれが⽤意すべき書類があります。不備や記載漏れがあると審査が遅れる・不許可になる可能性が⾼まります。以下の書類は、最新の情報を確認しながら正確に準備しましょう。
3-1.⽇本⼈配偶者が⽤意する書類
⼾籍謄本(婚姻事実が記載されたもの)発⾏から3ヶ⽉以内のものが必要です。
住⺠票(マイナンバー省略)同じく発⾏から3ヶ⽉以内が望ましいです。
住⺠税の課税証明書・納税証明書(直近1年分)過去の納税状況がわかる書類で、経済⼒の有無の確認に使われます。
3-2.外国⼈配偶者が⽤意する書類
結婚証明書(外国で発⾏されたもの)+翻訳⽂翻訳者の署名を忘れずにつけ、内容が正確であることを証明します。
出⽣証明書 結婚証明書同様、⽇本語翻訳を添付しましょう。
パスポートのコピー ⾝分証として必要になります。
3-3.共通書類
証明写真(縦4cm×横3cm、直近3ヶ⽉以内に撮影)基準サイズ・背景などの規定に注意が必要です。
在留資格認定証明書交付申請書・質問書
⼊国管理局で配布・オンラインでダウンロード可能です。記載内容に間違いがないようにしましょう。

4.偽装結婚を疑われないための対策
4-1.交際実態を充実させる
交際期間が短い場合は特に、毎⽇の連絡記録や会った場所、交際相⼿とのやりとりが確認できる証拠などを積極的に提出します。
4-2.家族・友⼈の証明を得る
家族や友⼈が⼆⼈の結婚を知っていることを⽰すために、結婚式の写真や親族との⾯会記録などを準備します。第三者の証⾔書などがあれば、さらに説得⼒が⾼まる場合もあります。両家の両親・親戚・友人などと一緒に二人が写っている写真は必ず用意しましょう。

5.経済的安定性の証明
5-1.収⼊証明の重要性
審査においては、⽇本⼈配偶者の年収が200万円以上あることが⼀つの目安とされています。収⼊が⾜りない場合は、以下の書類や証拠でカバーしましょう。
家族からの仕送り証明
銀⾏の預⾦残⾼証明
雇⽤証明書(正社員・アルバイト問わず)
5-2.経済的⽀援者の存在
⽇本⼈配偶者が無職・低収⼊などの場合、親族が⽣活費を援助する体制が整っていることを証明します。具体的には、援助者の職業・収⼊がわかる書類や送⾦実績などを提出しましょう。

6.書類の正確性と虚偽記載の回避
6-1.虚偽記載は即不許可
⼊国管理局は書類内容を厳しくチェックします。虚偽の情報が発覚すると、その時点で「不許可」となるだけでなく、今後の申請にも⼤きな悪影響を与えます。
6-2.不利な情報は正直に申告
過去の離婚歴
過去の在留状況(オーバーステイ歴など)
これらを隠さずに書類へ正直に記載し、必要に応じて補⾜説明も⾏いましょう。違法・不適切な在留状況に関する真摯な謝罪と法令違反の再発防止のための具体策の提示は必須です。誠実さが評価されるケースも多々あります。

7.提出書類の期限と形式
7-1.発⾏⽇から3ヶ⽉以内
⼾籍謄本や住⺠票は発⾏⽇から3ヶ⽉以内のものを提出する必要があります。提出する直前に取得し、期限切れにならないよう⼗分注意してください。
7-2.翻訳⽂の添付と署名
外国語書類には⽇本語翻訳を添付し、翻訳者の署名や押印が求められることがあります。専門業者やプロ翻訳者に依頼する場合も、最終チェックは必ず⾃分で⾏いましょう。

8.申請プロセスのスケジュール管理
8-1.審査期間の目安
書類に不備がなければ、申請から1〜3ヶ⽉ほどで結果が出ます。審査開始から結果通知までの間に追加資料の提出を求められることもあるため、余裕をもって準備を始めましょう。
8-2.追加資料の要求に備える
審査中、⼊管から「交際実態に関する追加の書類提出」を求められる場合があります。コミュニケーション履歴や写真など、求められる可能性の⾼い資料をあらかじめまとめておくとスムーズです。

9.まとめ︓専門家への相談も検討しよう
結婚ビザの申請では、「結婚の真実性」「経済的安定性」「書類の正確性」の3点が⼤きな審査基準となります。⼀度でも不許可になると、再申請に⼤きな⼿間と時間がかかるうえ、今後のビザ申請にも悪影響が及ぶ可能性があります。もし提出書類の作成や翻訳に不安がある場合は、⾏政書⼠やビザ申請の専門家に相談することも検討しましょう。専門家のサポートを活⽤することで、ミスを最⼩限に抑え、よりスムーズに審査通過を目指せます。