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在留申請が不許可!?その対処法と再申請のポイントを解説

外国⼈として⽇本での活動を希望する場合、ビザ(在留資格)申請はとても重要なプロセスです。しかし、何らかの理由で不許可通知を受け取ってしまうことがあります。でも、不許可になってしまった場合の原因の確認や、その後に取るべき対応策をしっかり理解しておくことで、再申請の成功率を上げることが可能です。この記事では、在留申請が不許可になった場合の原因と対処法、そして再申請に向けたポイントについて詳しく解説していきます。

在留申請が不許可になった場合の基本的な考え⽅
在留申請(ビザ申請)が不許可となると、多くの⽅が⼤きな不安や混乱を感じるものです。しかし、不許可になったとしても、適切な対処と⼗分な準備を⾏えば、再申請で許可を得られる可能性は⼗分にあります。まずは冷静に不許可理由を把握し、問題点の改善に取り組むことが⼤切です。

一. 不許可理由の確認と分析
1. ⼊国管理局に直接問い合わせる
不許可通知を受け取った後、できるだけ早く⼊国管理局に出向き、不許可理由を詳しく確認しましょう。不許可通知だけでは詳細が分からない場合でも、窓⼝で具体的な説明をしてもらえることが
あります。

2. 冷静に情報収集する
入国管理局の説明には感情的にならず、メモを取りながら聞くと効果的です。何が問題視され、どの点を改善すればよいのかを明確にしましょう

二. 不許可理由別の対策と再申請のポイント

1. 結婚の真実性が疑われた場合(配偶者ビザ)
〇交際実績を増やす・証明を強化
交際期間が短い、実際に会った回数が少ないなどの疑いがある場合は、さらに交際実績を積むよう努⼒することが⼤切です。結婚の真実性を⽰す写真や⼿紙、SNSのやりとりなどを追加資料として準備します。
〇詳細な経緯説明書を作成する
どのように出会い、どのような経緯で結婚に⾄ったのかを具体的に記載することで、⼊国管理局の疑問を払拭できます。
1-2. 経済的安定性が不⼗分と判断された場合
〇追加の経済証明資料の提出
収⼊証明書(源泉徴収票・給与明細など)や貯⾦通帳のコピーをそろえ、安定した⽣活基盤を⽰しましょう。必要であれば経済的に余裕のある親族に⾝元保証⼈になってもらうことも検討します。

2. 学歴・専門性と職務内容の不⼀致(就労ビザ)
〇業務内容と学歴・資格の関連性を再確認
⾃分が⾏う仕事と学歴・資格が密接に関わっているか、再度客観的にチェックしましょう。業務内容を詳細に説明する資料や、関連する実績をアピールする書類があると効果的です。
2-2. 企業側に起因する問題(就労ビザ)
〇企業の継続性・安定性を証明
会社の事業計画書や財務諸表などを整え、外国⼈雇⽤の必要性と会社の安定性を強調します。採⽤理由書や事業内容の説明書を充実させ、採⽤が必要不可⽋であることを明確にしましょう。

三. 専門家への相談
〇⾏政書⼠など専門家への依頼
在留資格申請に精通した専門家に相談することで、不許可理由の分析や書類作成を効率的に進められます。必要に応じて、⼊国管理局への同⾏を依頼すると安⼼です。

四. 代替策の検討
在留申請が不許可となった場合でも、状況により以下のような代替策を考慮できます。
1. 別の在留資格の取得を検討
例︓就労ビザから留学ビザや特定技能ビザへの切り替えなど、可能性を探る。
2. 短期滞在ビザの取得
⻑期在留資格が難しい場合は⼀時的に短期滞在ビザを取得し、改めて状況を整えてから再チャレンジする⽅法もあります。

五. 再申請のタイミングと⼿続き
1. 不許可理由が解消されたと判断できる時点で再申請
明確に改善が⾒込まれたときが再申請のベストタイミング。曖昧なまま再申請すると、再び不許可になるリスクが⾼まります。
2. 必要以上に期間を空けない
改善すべきポイントが整い次第、速やかに再申請を⾏うのが得策です。

【まとめ】在留申請不許可から許可へ
在留申請が不許可になった場合でも、あきらめる必要はありません。不許可理由の確認と分析から始まり、具体的な対策を講じ、専門家のサポートを受けながら書類を整備すれば、次の申請で許可が下りる可能性が⼗分にあります。

1.不許可理由を明確にし、冷静に改善策を練る
〇経済・学歴・結婚の実態など、不許可の原因となる要素を徹底的に強化
〇必要に応じて⾏政書⼠や弁護⼠など専門家に相談し、書類作成や⼿続きをサポートしてもらう
再申請に向けて「何が問題だったのか」「どのように改善できるか」を客観的に考え、しっかりと準備を進めることが最終的な成功への近道となります。万全の対策を講じて、在留資格の許可を目指しましょう